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たなしゅんの黙示録

ブログ始めてみました。趣味中心にまったりと。

今回は書評を、、、

どーも、どーも。

おせちとおもちどっちが良いかというと、おせち派のたなしゅんです( ◜◡‾)っ╰⋃╯


このブログ更新が不定期すぎて読者の絶滅が危惧されていますので、バイトと惰眠の間隙を縫って今回もぼちぼちと書き綴らせていただきますマスm(._.)m


本日やりたいことは、「書評」であります!

読書趣味というのは僕のツイッタなんか見られてると察しがつくでしょうが、自己顕示欲!にかられて読書体験をシェアしたいという俗っぽい欲求が僕にもありまして、、、


催ニー記事を心待ちにされてる催ニストの皆々様には大変恐縮でございますが、ちょっとした布教も兼ねて、数冊ほど紹介させていただきます。


‼️注意‼️

ネタバレは積極的にしていくつもりも強いて隠すつもりもないです。表現したいように気の向くまま書くので、もしかしたらここから先は見ないほうがいいかも۹(◦`ω´◦)۶


直近で読んだ物では、村上春樹アフターダーク」「1973年のピンボール」「ノルウェイの森」、乾くるみイニシエーション・ラブ」、佐藤多佳子「聖夜」などなど…


まずはこの中から『ノルウェイの森』をピックアップします。


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まず僕の程度の知れた読解力で村上春樹を解すことは到底叶わないことを前提にこの稚拙な文章にお付き合いください(´;ω;`)

個人的に、この本は手放しでべた褒めし押し付けがましく皆さんにオススメしたい一冊です。上下巻であるうえ村上春樹さんの文体は人を選びますのでハードルは高いかもですか…


この本は下巻の最後の文章が綺麗にラストピースとしてストーリー全体を貫いているように思われます。そのストーリー全体を包む観念を僕の言葉にすると、"人と人の繋がりによって個人に居場所を与える"といった命題です。

人は誰かにとっての何物かであることで、自身を定義し、あるべき場所を与えられる、そんなメッセージを感じました。

私たちは基本的にたくさんの属性を持ちます。家族や学校、職場、その他多数。そういった属性の中ではどうしたってたくさんの関わりが与えられ、自身の定義につい難儀することはないです。

しかし、この本の中の限定された登場人物の中では、あらゆる属性から主人公を締め出すことが可能でした。

親友、下宿の同居人、恋人、そういった繋がりを主人公である"僕"はだんだんと失っていきます。最後に失うのが恋人ですが、その女性の死を聞いた"僕"は当てのない不毛な旅に出て、30日ほど西に向かって彷徨い続けます。

世界も人間も、互いに不完全なものであり、量的にどうこう測れるものではない。そんな中で生き方を見つけるには、私たちは誰かに寄添わなければならないのです。


こういった解釈を伴ってみると、物語の最後で小林緑という女の子が「あなた、今どこにいるの?」と"僕"に問いかけるシーンから、透明で距離感をもった衝撃のようなものを感じました。例えると地下鉄のホームで目の前スレスレを列車が通過するときの風圧みたいなものです。


村上春樹さんの文章はかなり平易で、現代的な読みやすい文章です。それでありながら、得体の知れない既視感や、読みながら自分の内面世界を覗く顕微鏡を胸に差し込まれるような鋭さがあります。

純文学を忌避していた以前の自分を叱りたくなる素晴らしい作品揃いでしたので、第一に紹介しました。興味があれば手にとってはどうでしょう?


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二冊目に紹介したいのは米澤穂信さんの『ボトルネック』。米澤さんは基本ミステリーを書く方ですが、ボトルネックはなかなかまた毛色の違った作品です。とはいえミステリーなので、赤裸々にネタばらしするのは無粋かと(´-`).。oO

こちらは完全にエンタメで、文章の面白さや人の内側の世界に語りかけてくるものではないですが、全体の構成が巧みで、読後の余韻もキレてます。後半の畳み掛けてくる疾走感はさすが米澤穂信といったところでしょうか。d( ̄  ̄)


これは主人公の嵯峨野リョウがあることから別の世界に、というかifの日常に飛ばされるお話です。ifの世界の違いというのが、嵯峨野家に生まれたのがリョウではなく、サキという女の子だったことです。

どうすれば元の世界に戻れるのか、ということをサキとともに模索していく中で、リョウの世界とサキの世界の相違、ズレがだんだんと認識されていきます。

ぼくは普段物語の結末を予想しながら本を読む癖がありますが、この本は僕の予想とはまったく違う着地点を用意していました。

作中では多くの人物の歪みや悪意がちりばめられており、かなり世界観はダークです。つねにどんよりした曇り空の下でストーリーが進行していく、というのが感想です。

というか米澤さんは『氷菓』シリーズで有名ですが、結構救いのないエグいのも書かれてます。読んだ中ですと『さよなら妖精』なんかが該当するかと。

"楽しい"とか"考えさせられる"というよりストーリー展開と描写力でぐいぐい引き込むパワフルな作家さんですね。


こんな感じで、二冊ほど書評、なんて偉そうなもんじゃないですが、読んだ中から紹介させてもらいました。

いま僕のトレンドとしてはエンタメより文学にウェイトが載ってまして、昔大好きだった坂木司さんとかが"軽い"と感じられハマれなくなってきました。

本の好みってだんだんと変化するものなので、すきだったものも二度読みするとう〜ん、ってなったりして、不思議ですね。

ちなみに何度でも読めるな〜ってのは村上春樹さんの『風の歌を聴け』だったり恩田陸さんの『夜のピクニック』だったり。不朽といえる名作はほんとに価値を失わないんだと実感させられます。

今回は以上です。ながながとお付き合いいただきありがとうございました。╰(*´︶`*)╯♡

じっくり本にハマれるのも学生生活あってのことだと思うので、よければ皆さんも素敵な本を探してみては?


p.s:現在は三島由紀夫さんの『仮面の告白』と格闘してます。こもまた強敵で……

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それではここまでで失礼します。

また投稿する気になる日まで、adiós!!